アディーレ法律事務所(東京都豊島区、代表弁護士・鈴木淳巳、以下「アディーレ」*)は、多様な働き方に伴うさまざまな労働問題についての講演「若年層を中心とした働き方と労働問題」を、青森県八戸市の八戸学院大学にて行いました。
■講演概要■
「若年層を中心とした働き方と労働問題」
日程 2023年9月27日
開催場所 私立八戸学院大学
参加者 大学2・3年生 約30名
誰にでも起こりうる労働トラブル。「あなたならどうする?」
当日は講師として弁護士・島田さくらが登壇し、労働問題の事例(就職直後・在職中・退職時・転職時に起こりやすいトラブルやさまざまハラスメント)と、その対策についてお話しいたしました。
特に働き方の選択肢が広がる近年の状況から、企業に属する従業員、自営業、フリーランスなどの労働形態の違いとそれぞれのメリット・デメリットについても解説。若年層に起こりやすい就業時間や、賃金に関するトラブルへの対策方法を交えて紹介しました。
講演の中では「“フルタイム”とは月何時間でしょうか」「職場で『うちに退職金はないよ』と言われた場合、これは違法でしょうか」など質問を投げかけ、参加した学生の皆さんに「もし自分がトラブルにあったら」という目線で労働問題について考えてもらいました。
困ったときは「記録」と「相談」
労働トラブルに巻き込まれてしまうと、精神的に大きな負担がかかります。島田弁護士はハラスメントの被害にあったときは、言われたこと、されたことを記録しておくことが大切です」と具体的な対策方法を説明。「困ったときに相談できるところはたくさんあります。一人で抱え込んでしまうと追い詰められてしまうこともあるので、ぜひ早めに相談し、辛いときは休む選択をしてください」と学生の皆さんにお伝えしました。
講演に参加した学生からは「ハラスメントや退職金などについて、たくさんの知識を得ることができた。これから就職して働くうえで、今回学んだことを生かしていきたい」と感想もいただきました。
今後もアディーレでは、法的知識の啓発を目的としたセミナーの開催や、学生の職場体験の受け入れ、出張授業による法教育活動を通して、よりよい社会づくりに貢献してまいります。